北九州市で27日、若者に人気のファッションブランド、ジーユーの店舗がオープンしました。近隣の自治体には既に出店していましたが、北九州市では初めての出店で初日から多くの人でにぎわいました。
近隣市にはあったのに…
「まさか一番乗りとはおもいませんでした。いままで下関とか直方、行橋の店に行きましたが、そこまで行かなくて良くなるのはありがたいですね」
Q.待望ですか?
「待望です」
ジーユーは若者に人気のファッションブランドですが、全国に20ある政令指定都市のうち、ジーユーがなかったのは、北九州市だけ。福岡市には8店舗あり、近隣の中間市や行橋市にも出店しています。
ジーユーの出店は北九州市では初めてとあって、開店前には70人以上の列ができました。
「本日、セントシティ小倉駅前店、オープンいたします」
オープンと同時に買い物客が次々と店内に入っていきます。
RKB 浅上旺太郎「オープンから30分、店内どこの列を見ても買い物客で一杯で、熱気にあふれています」
ユニクロがすでに出店していたから?
北九州市になかった理由について市の関係者は、かつて紳士服店や大手企業は市内への出店を3店舗までとする「紳士協定」があったからだとしています。ジーユーと同じファーストリテイリングの子会社であるユニクロが、市内に3店舗あったことから、出店を見送っていたというのです。
これに対し、ファーストリテイリングは、「適切な立地がなかった」と説明しています。
紳士協定の影響はともかく、今回の出店は市民に歓迎されているようです。
「2万なんぼ買いました。パーカーをオーバーサイズで着ようと思って。初めてできたのでうれしいです」
「けっこう便利になると思います。オンライン(での購入)ばかりだったので」
「家が近いので、涼しいし散歩がてらけっこうな頻度で来るんじゃないかなと思います」
若者の取り込みで北九州市の盛り上がりに
ジーユーのオープンに合わせて北九州モノレールには、ラッピング電車が走っています。
また、小倉織とコラボしたコースターも用意されました。
セントシティ北九州 堀口廉斗さん「若年層の取り込みに期待をしています。セントシティから今後の北九州市の盛り上がりにつなげられたらと考えています」
ジーユーの初出店に一番期待しているのは、若者を中心とした新たなにぎわい作りに力を入れている北九州市なのかもしれません。