福岡県芦屋町は、税務課で勤務していた20代の男性職員が税金の納付・還付などの業務を放置した上、発覚を隠すために督促状を破棄したり町のシステムに不正アクセスしたりしていたことを明らかにしました。
男性職員は、停職3か月の懲戒処分を受けています。
停職3か月の懲戒処分を受けたのは、芦屋町産業観光課主事の男性職員(20代)です。
芦屋町によりますと、男性職員は、税務課で勤務していた2022年度から昨年度にかけ税金の納付・還付などの業務を放置した上、発覚を隠すために督促状を破棄したり町のシステムに不正アクセスしたりするなど約250件の違法行為に関与しました。
これらの行為により個人や法人を対象とした約90万円の課税漏れと約40万円の還付漏れが発覚したということですが、課税・還付ともすでに完了しているということです。
町の聞き取りに対し、男性職員は「ミスをしていたことを当時上司に報告できなかった、ミスが発覚することが怖かった」などと話したということです。
芦屋町の波多野茂丸町長は、「深くお詫びを申し上げます。信頼回復に向け、職員一丸となって取り組んで参ります」とコメントしています。