福岡市の櫛田神社でご神木に実った銀杏を収穫する「ぎなん落とし」が行なわれました。
今年は猛暑の影響もあり収穫量は例年の半分以下となっています。
福岡市博多区の櫛田神社では4日午前10時からぎなん落としの神事が行われ、神職が境内のイチョウの枝を竹ざおで揺すって実を振り落としていきました。
樹齢300年以上とされるご神木の「夫婦ぎなん」は雄と雌の木が寄り添うように伸びていることから夫婦円満、子孫繁栄の象徴とされています。
3人の巫女は箸を使って丁寧に銀杏を拾い上げました。櫛田神社によりますと、今年は裏年のうえに猛暑が長く続いた影響で収穫量は例年の半分以下だということです。収穫された実は乾燥させた後来年3月に行われる「ぎなん祭」でお守りとして配られます。