◆季節をわける秋雨前線
今週後半は、一時的に気温が下がり、急に空気がひんやりとしました。
しかし、この先は再び蒸し暑さが戻る見込みです。その原因は秋雨前線の位置にあります。
秋雨前線は夏と秋の季節をわける前線で、前線の北側は涼しい秋の空気、南側は夏の蒸し暑い空気が流れています。
3日(木)日本列島に涼しい空気が流れ込む
3日(木)正午の天気図を見ると、日本列島は前線北側の涼しい空気に覆われて、日中も空気がひんやりとしました。
3日(木)の最高気温は、東京都心で25.4℃、大阪市で24.2℃、福岡市で22.4℃と、気温は急下降して、秋が深まってきたころの気温となった所もありました。
4日(金) 秋雨前線は再び北上へ 関東では真夏日続出
しかし4日(金)は再び秋雨前線が東から北上しています。
このため、前線の南側にあたる関東では午前中から最高気温30℃以上の真夏日が続出。東京都心では、最高気温が30.4℃まで気温が上がり、夏の暑さが戻っています。
一方、前線の北側にあたる大阪市では最高気温が24.4℃、福岡市では26.7℃に留まっています。
6日(日)西日本から東日本 蒸し暑さ戻る
5日(土)夜になると秋雨前線は西側でも北上をして、西日本から東日本は広く夏の空気に覆われます。
このため、西日本から東日本では6日(日)を中心に最高気温が30℃前後まで上がり、この時季としてはかなり気温が高くなるでしょう。
10月だからと油断をせず、十分な熱中症対策を行ってください。
衣替え「ちょっと待った!」
最高気温が30℃前後まで上がる土曜日・日曜日はまだまだ半袖の出番です。
10月も全国的に気温が高く、異例の残暑となる可能性があります。今年の衣替えはも少し待ってもよさそうです。