自転車を運転しながらスマートフォンで通話したり、画面を操作したりするいわゆる「ながらスマホ」による事故が増えています。
１１月１日には道路交通法が改正され、自転車利用者の「ながらスマホ」に対する罰則が強化されます。
「ながらスマホ」による事故 増加傾向に
小雨が降る中、スマートフォンを見ながら自転車を運転する女性。
自転車の後部座席に子供を乗せ電話をしながら運転する女性も。
東京農工大学のスマートモビリティ研究拠点が提供する動画には、スマートフォンを見ながら自転車を運転していた男性が車と正面衝突する様子が映されています。
自転車を運転しながらスマートフォンを操作する、いわゆる「ながらスマホ」による死亡・重傷事故は増加傾向にあり、今年は６月末時点で１８件発生しています。
１１月１日には道路交通法が改正され、自転車利用者の違反に対する罰則が強化されます。
ＤＪポリスが呼びかけ
ＤＪポリス「スマートフォンを操作しながらの「ながら運転」は大変危険です。１１月１日から自転車運転中の「ながらスマホ」そして「酒気帯び」が罰則の対象となります。」
８日朝、福岡市東区では警察官らがチラシを配り、道路交通法の改正で自転車の交通ルールが変わることを伝えました。
１１月１日から、「ながらスマホ」は、６か月以下の懲役または１０万円以下の罰金。
交通の危険を生じさせた場合は１年以下の懲役または３０万円以下の罰金となります。
「酒気帯び運転」は、３年以下の懲役または５０万円以下の罰金となります。
また、自転車を運転するのを知っていて、酒類を提供した人には、２年以下の懲役または３０万円以下の罰金となります。
「結構多いです よくぶつかりそうになる」
自転車の利用者「ながらスマホは特に危ないので、結構多いですからね。よくぶつかりそうになります。」
自転車の利用者「元々知っています。なんか当然というか、そういう感覚でした」
自転車の利用者「まぁ、気をつけたいと思います」
最悪の場合、命を失うおそれがある「ながらスマホ」
警察は新しい罰則について知り、違反しないよう呼びかけています。
福岡県警・東警察署 交通管理官 水島和昭警視「ながら運転、酒気帯び運転も大変な行為となります。絶対にしないようにお願いします」
「スマホホルダー」は？
フードデリバリーなどでよく見かけるスマホホルダー。
地図アプリやナビゲーションを使用することに問題はありませんが、走行中の操作、画面の注視は違反になるということです。
操作が必要な場合は、安全な所で停止して行う必要があります。