先月23日から今月8日にかけて、北九州市門司区で、会社経営者の男性に架空の内容の電話を複数回かけるなどして、現金3000万円を騙し取ろうとしたとして、いわゆる「受け子」とみられる30歳の女が現行犯逮捕されました。ニセ電話詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは、住所不詳・職業不詳の高島葵容疑者（30）です。
高島容疑者は先月23日から今月8日にかけて、北九州市門司区の会社経営者の男性に対し「奥さんの口座に詐欺被害者のお金が振り込まれている」「警察などから逃れるためには至急現金が必要」などと架空の内容の電話を複数回かけるなどして、現金3000万円を騙し取ろうとした疑いが持たれています。
警察によりますと、電話の内容を不審に思った男性が警察に届け出たことから事件が発覚。
4日後、男性の自宅に現金を受け取りに来たいわゆる「受け子」とみられる高島容疑者を、待機していた警察官が現行犯逮捕しました。
取り調べに対し、高島容疑者は黙秘しているということです。
警察は、高島容疑者の他にも、いわゆる「指示役」などが存在する可能性も視野に、全容解明を急いでいます。