大手牛丼チェーン3社がそろって、期間限定の値引きキャンペーンをはじめました。
物価高騰で節約志向が高まる中、新規顧客の獲得を目指したい考えです。
吉野家は39品目が100円引きに
吉野家は9日から1週間限定で、牛丼や牛皿を100円引きで販売します。
100円以上の値引きは、13年ぶりということです。
来店客「いいですね。値上げばっかりだから値下げもいいですよ」「もともと牛丼は安かったので、バンバンやってもらったらいいと思います」
牛丼の並盛は398円。
大盛りやトッピングされた牛丼など39品目が100円引きの対象です。
吉野家 下浦聡美 営業部長「物価高騰の中、節約志向になりまして、今回お値打ち感のあるセールをすることで、幅広いお客様に吉野家に来ていただこうと思います」
吉野家はキャンペーン期間中に通常の2倍の来客数を見込んでいます。
すき家は牛丼各種が80円引き
RKB 三浦良介 記者「すき家も負けじと値引きします。アプリやXで届いたクーポンで、牛丼各種が80円引きです」
すき家のキャンペーンは今月16日までで、牛丼の並盛りは350円です。
来店客「知らなかったです。どこも昼ごはん代が高いので、かなり助かりますね。80円引きだったら、その浮いた分でチーズとかネギ玉とかでトッピングができるのでいいと思います」
松屋は7品目が50円引きに
松屋も今月15日まで電子クーポンを利用すれば、牛めしなど7品目が50円値引きされます。
物価高騰で節約志向が高まる中、新規顧客の獲得を目指した競争が激化しています。
牛丼の並盛り、3社とも300円台に
大手牛丼チェーン3社とも値下げのキャンペーンを実施し、牛丼の並盛りは300円台となりました。
吉野家は牛丼や牛皿など店内・テイクアウトともに、9日から15日まで100円値下げ。
すき家も9日から16日まで、牛丼全品80円引きの電子クーポンを配布しています。
クーポンはすき家の公式アプリまたは公式xで取得することができます。
そして、松屋は8日から15日まで、公式アプリや公式Xで50円引きクーポンを配布しています。
物価の上昇に賃金が追いつかず・・・
家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる消費者物価指数は4か月連続で拡大をしています。
一方、きのう発表された物価の影響を反映した実質賃金は物価の上昇に追いついていない状況が続いています。
衆議院も解散し、いよいよ選挙モード。裏金問題がクローズアップされていますが、経済対策も大きな争点の一つです。
各候補者、政党の訴えにしっかりと耳を傾けたいと思います。