去年、佐賀県の県立高校で生徒が複数の同級生らに悪口を言われたなどとして、いじめを訴えた問題。
県教育委員会が設置した第三者委員会は「学校側の初期対応が重大事態を招いた」などと指摘しました。
この問題は去年10月、佐賀県立高志館高校で生徒が同級生5人とトラブルになり、悪口を言われて学校を欠席。
被害生徒と加害生徒1人との話し合いの場が設けられましたが、その場でも加害生徒からの暴言を受け、心身の不調を訴えたものです。
有識者でつくる「いじめ問題対策委員会」は9日、調査結果を県教委に答申。
加害生徒ら5人の悪口や暴言をいじめと認め、いじめの重大事態と認定しました。
また学校側の初期対応についても、「生徒双方の言い分を十分理解しないまま話し合いの場を設けたことが重大事態を招いた」などと指摘しています。