九州工業大学は、企業や行政と連携した「実践型演習」を始めました。データサイエンスなどの実践的な知識を持つ人材の育成が目的です。
10日午前、福岡県宮若市のトヨタ自動車九州で行われた実践型演習の開講式には、九州工業大学の大学院生や民間企業・行政の職員などおよそ40人が参加しました。
この演習は、企業や宮若市から提供される実際のデータを用いることで、実践的な課題に対する探求能力と解決能力の向上を目指して行われるものです。
九州工業大学大学院1年 古川瑠晟さん(22)「普段は専門知識を使ってインプットするというところをやっているんですけど、こういう実践型の授業はあまりなくて。新鮮なもので、ただ難しいなとは感じてます」
この取り組みを支援するトヨタ自動車九州は「学生に実践的な能力を身に着けてもらうとともに、優秀な人材に地元企業を知ってもらいたい」としています。