衆議院選挙が15日公示され福岡県では11の小選挙区に過去最多の52人が立候補しました。福岡4区と福岡5区の候補者を紹介します。
福岡4区
宗像市や粕屋郡などを選挙区とする「福岡4区」。
「保守分裂」の構図となり、前職2人と新人4人のあわせて6人が立候補しました。
自民党の前職・宮内秀樹候補(62)は、「裏金問題」の当事者として逆風を受ける中、5回目の当選を目指します。
自民・前 宮内秀樹候補(62)「今回の選挙は反省に立って真摯に謙虚に戦っていく」
所属する自民党からの公認を得られず、無所属での出馬となった元県議の吉松源昭候補(56)は、党の裏金問題への対応を批判しています。
無・新 吉松源昭候補(56)「自民党の何が刷新なんですか、何を反省しているんですか、口ばっかりですよ」
前回、比例復活を果たした日本維新の会の前職阿部弘樹候補(62)は、無党派層への浸透を図ります。
維新・前 部弘樹候補(62)「(子供たちが)親の所得に関係なく、環境に関係なく学ぶ意欲さえあれば学べる社会、教育無償化しっかり訴えていく」
参政党・新人の行平佳弘候補(38)は、元国税局職員の経験を生かした経済政策を得意としています。
参政・新 行平佳弘候補(38)「日本を今よりも少しでも良くして子供たちにいい日本をつなぎたい、いい日本を引き継ぎたい」
国民民主党・新人の許斐亮太郎候補(50)は、元NHKのカメラマンで、SNSを活用した選挙戦を展開していく考えです。
国民・新 許斐亮太郎候補(50)「若者が夢を持つために、持てるために減税を進めて、奨学金の減免を進めていく」
社民党・新人の宗晶子候補(53)は、元築上町の議員で介護現場での人材育成の必要性を訴えています。
社民・新 宗晶子候補(53)「税金は暮らしに、介護保険料を払う方が真っ当な介護を受けられるようにそれを支える人材をしっかりと税金で育成する」
福岡5区
太宰府市や筑紫野市、朝倉市などを選挙区とする福岡5区です。
野党の前職に新人4人が挑む構図です。
参政党・新人の岡部吉高候補(42)は減税や積極財政を訴えています。
参政・新 岡部吉高候補(42)「減税と積極財政そして医療費を削減するために食糧自給率100%を目指します」
日本維新の会・新人の松尾嘉三候補(56)は、元自民党の県議で、保守票の掘り起こしに懸命です。
維新・新 松尾嘉三候補(56)「今こそ皆様がたこの失われた30年40年と言われていますが今までの政治もう一度見直していこうではありませんか」
前回、初当選を果たした立憲民主党・前職の堤かなめ候補(64)は、公示直前で共産党と候補者を一本化させました。
立憲・前 堤かなめ候補(64)「自民党を倒す。政権を奪取する。この思いでこの12日間戦って参ります」
無所属・新人で覆面レスラーのタコスキッド候補(48)は、初の国政への挑戦です。
無・新 タコスキッド候補(48)「自分達のお金とかバッジとか利権とかそういうことしかみていない。この国にはヒーローが必要だというキャッチフレーズで今戦っています」
前回は公示直前で公認争いに敗れ出馬を辞退した自民党・新人の栗原渉候補(59)は、野党からの議席奪還を目指しています。
自民・新 栗原渉候補(59)「立憲・共産党にはこの5区はまかせられません。今回歯を食いしばって奪還してまいりたいと思います」