福岡県警が、福岡市内で過去5年間に飲酒運転で摘発された人を調べたところ、「飲んで運転を始めた場所」で最も多かったのは、九州最大の歓楽街・中洲地区だったことが分かりました。
これを受け中洲地区では16日夜、飲酒の機会が増える年末を前に大規模な検問が実施されました。
中洲特別捜査隊が大規模検問
福岡市博多区の博多大橋周辺では16日午後8時から9時半までの1時間半、福岡県警・博多警察署の中洲特別捜査隊の隊員ら20人が飲酒運転の大規模検問を実施しました。
中洲特別捜査隊の調査によると、福岡市内で過去5年間に飲酒運転で摘発された人(600人)について、飲酒した場所や飲酒運転を始めた場所を調査したところ、中洲地区の割合が約15%と最も高かったことが分かりました。
次いで、大名地区の約10%、天神地区の約7%となっています。
16日の中洲地区での大規模検問は、この調査結果を受けて実施されました。
博多警察署・中洲特別捜査隊 森英和 隊長「博多警察署・中洲特別捜査隊としては、特に中洲地区における飲酒運転撲滅を目指し、飲酒取り締まりを行っています。今後、年末に向けて飲酒の機会も増えてまいりますので、県民の皆様におかれましては、飲酒運転を見かけたら110番通報をしていただくなど、飲酒運転を許さない環境づくりへのご協力をよろしくお願いいたします」
この日の検問で検挙された人はいませんでしたが、警察は、これから年末にかけて取り締まりを強化することにしています。