福岡県柳川市沖の有明海で、今シーズンのノリ養殖の始まりを告げる網にノリの種をつける「採苗」の作業が行われました。
福岡県でノリ養殖の解禁を迎えた18日、柳川市の沖端漁港から漁船が一斉に有明海に向けて出港しました。
沖合に出たノリ生産者はカキ殻が入った袋を結びつけた網を海中で広げていました。
この作業は、「採苗」と呼ばれるカキ殻に付着したノリの胞子を網に付着させるもので、毎年海水の温度が24度ほどに下がるこの時期に行われます。
ノリ生産者 森田義昭さん(53)「自分たちが美味しいノリを作って食べてもらいたいですね。黒いぱりぱりした美味しいノリを」
2年連続で不作が続いた「福岡有明のり」ですが、今年は平年並みのおよそ13億枚・155億円の生産を目標にしています。