現在、日本の南海上には台風の卵・熱帯低気圧が発生しています。熱帯低気圧は今後12時間以内に台風となる見込みです。
日本付近に近づくおそれもあるほか、接近しない場合も大雨の危険性があります。
日本の南海上はまだ夏
現在、日本の南海上の海面水温は広く27℃以上と一向に水温が下がらず、台風が発生・発達しやすい状況が続いています。
これは平年よりも2℃くらい高い水温で、日本の南海上はまだ台風シーズンが続いているといえそうです。
まもなく台風20号発生 気になる進路は?
現在、日本の南海上には熱帯低気圧に伴う大きな雲が広がっていて、今後12時間以内に台風に発達する見込みです。台風が発生すれば「台風20号」となります。
気象庁の進路予想では、26日(土)ごろにかけて台湾付近に接近・上陸するコースとなっています。
日本に接近する予想も 今後の台風情報に注意を
問題はその後の進路です。アメリカやヨーロッパなど多くのモデルは、台風は台湾から南シナ海の方向に進む進路を予想しています。
一方、日本のデータによる予想では、台風は26日(土)にかけて沖縄付近へ北上した後、進路を東よりに変えて、来週初めに九州に近づくコースをとる可能性を示しています。
今のところ、台風は、台湾から大陸方向に進む予想が多くなっていますが、まだ日本付近に接近するおそれも残っています。
今後の台風の動向から目が離せません。
台風+秋雨前線 大雨の危険性高い
また、台風が日本付近に近づかない場合も大雨の危険性があります。
今週末から来週初めにかけて、本州付近には秋雨前線が停滞し、南にある台風が前線の活動を活発化させるおそれがあります。
RKB気象予報士 橘高香純