福岡県筑後市の路上で酒を飲んで車を運転したとして47歳の無職の男が逮捕されました。
飲酒が発覚したきっかけは交通トラブル。男から自宅近くまで追跡された男性が警察に「酒を飲んでいるようだ」と伝え、裏付け捜査の末逮捕に至りました。
酒気帯び運転の疑いで逮捕されたのは福岡県筑後市蔵数の無職・柳年春容疑者(47)です。
筑後市蔵数の路上で酒を飲んだ状態で車を運転した疑いが持たれています。
警察によりますと、柳容疑者は10月12日午後7時半ごろ、筑後市内のコインランドリーの駐車場から車を運転して道路に出ようとした際、走行中の乗用車に衝突しそうになりました。
柳容疑者は、相手の乗用車が停止するまで約4分間にわたって追跡。車を降りると、運転手の男性に近づき「お前、何か言ったやろ。出てこい」などと言いながらドアを開け車の外に降ろそうとしたということです。
男性と同乗していた子供から連絡を受けた男性の妻が「夫がトラブルになっている」と警察に110番通報し、男性は駆けつけた警察官に「(柳容疑者が)酒を飲んでいるようだ」と伝えました。
酒の臭いもしたことから警察官が呼気検査を実施しようとしましたが柳容疑者が体調不良を訴えたため病院に搬送。
搬送から約2時間後に、治療を終えた柳容疑者の呼気を検査したところ、基準値の2倍を超えるアルコールが検出されたということです。
警察は、ドライブレコーダーの確認など裏付け捜査を行い22日、柳容疑者を酒気帯び運転の疑いで逮捕しました。
取り調べに対し柳容疑者は「相手がにらんだように見えたから追跡した。酒を飲んでいるのに車を運転しました」などと容疑を認めているということです。