国の伝統的工芸品に指定されている「八女福島仏壇」の産地・福岡県八女市で、27日、仏壇や仏具の供養祭が開かれました。
八女市で開かれた仏壇感謝供養祭には仏壇の所有者のほか、八女福島仏壇仏具協同組合の関係者などが出席しました。
この供養祭は、家庭で役目を終えた仏壇や仏具を供養したうえで処分しようと、毎年10月27日の「仏壇の日」に開かれています。
27日は過去最多の24本の仏壇や仏具が集められ、寺の住職がお経を唱えるなか参加者が焼香をして役目を終えた仏壇を見送っていました。
組合によりますと、最近は核家族化の進展などで「実家が空き家になり、仏壇も処分したい」といった相談が増えているということです。