11月に全国一斉で実施される「指名手配被疑者捜査強化月間」に先駆け福岡県警が早期検挙に向けた推進本部を立ち上げました。
福岡県警本部では31日、「指名手配被疑者捜査強化月間」推進本部の看板が掲げられました。
今年8月末時点の全国の指名手配の容疑者は約590人です。
福岡県警では殺人や強盗傷害などの疑いで26人を指名手配していて、そのうち4人の容疑者の写真を公開しています。
写真を公開している指名手配の容疑者は、
(1)北平隆 容疑者(現在58歳)
金塊密輸グループを組織し海外から金塊を密輸しようとした疑いで指名手配。
(2)藤田欣也 容疑者(現在77歳)
2013年に福岡県春日市の商業施設で女性から現金を奪い取ろうとした際、刃物で女性にけがを負わせた疑いで指名手配。
(3)中国籍の 趙立新 容疑者(現在57歳)
1995年に福岡市中央区黒門のアパートで被害者を刃物で殺害した疑いで指名手配。
(4)韓国籍の 李順子 容疑者(現在70歳)
1999年に北九州市小倉北区中島の路上で共犯者に依頼して被害者を刃物で殺害させて疑いで指名手配。
福岡県警刑事総務課の福島大輔統括管理官は「捜査網をしっかり張り検挙に努めたい。似てるなと思ったら躊躇することなく通報を」と呼びかけています。
福岡県警は毎年、準備月間の10月から11月まで専従班を設置していて去年は指名手配の容疑者を15人検挙したということです。