北九州市八幡西区に住む男性(71)が警察官を名乗る男らから現金1000万円をだまし取られたことが分かりました。
警察によりますと、10月10日、北九州市八幡西区に住む男性(71)の自宅に、保健医療局薬務課の職員を名乗る男から「宮城県のクリニックで薬を大量に購入していないか」と電話がありました。
男性が購入していないことを伝えたところ、電話の相手が警察官を名乗る男に代わり「今捕まえた犯人が、あなたから銀行口座を買い取ったと言っている」「資金を調査するため、あなたの資金を1つの口座にまとめましょう」などと言われました。
その後、無料通信アプリで警察官を名乗る男と連絡を取っていた男性は、男に勧められ、10月30日にネットバンキングの口座を開設。
現金1120万円を入金し、男に指示通りに操作していたところ、そのうち1000万円が別名義の口座に送金されました。
10月31日に口座を開設した銀行から「不正な出金がある」と電話があり被害が発覚したということです。
警察は「警察官が捜査のために口座のお金を送金させることはありません」と注意を呼びかけています。