原付バイクで警察官(34)に衝突し全治3週間のけがを負わせたなどとして、17歳の男子高校生が逮捕されました。
男子高校生は「盗んだバイクを乗り回して捕まりたくない一心だった」などと話しているということで、警察は窃盗に関与した疑いもあるとみて捜査を進めています。
「オートバイに乗っている少年たちが騒いでいる」
傷害と公務執行妨害の疑いで逮捕されたのは福岡市早良区に住む男子高校生(17)です。
男子高校生は、10月22日午後7時ごろ、早良区室住団地の歩道で、乗っていた原付バイクを福岡県警早良警察署の男性警部補(34)に衝突させ、警部補の左足に全治3週間のけがをさせたうえ、公務を妨害した疑いが持たれています。
警察によりますと、近隣住民から「オートバイに乗っている少年たちが騒いでいる」と通報があり、パトカーで複数の警察官が駆けつけたところ、中学生と高校生の男女6~7人がバイクに乗るなどして逃走。
周辺を捜索していた男性警部補(34)が原付バイクに乗った男子高校生(17)を発見しましたが、男子高校生は停止に応じず警部補に衝突したということです。
男子高校生はその場から立ち去ったものの、警察は原付バイクに同乗していた女子中学生から話を聞くなどして裏付け捜査を進め、4日の逮捕に至りました。
取り調べに対し、男子高校生(17)は「盗んだバイクを乗り回して遊んでいました。捕まりたくない一心で止まらずに警察官にバイクごとぶつかりました」と容疑を認めているということです。
警察は男子高校生が原付バイクの窃盗に関与した疑いもあるとみて捜査を進めています。