5日朝早く、福岡県田川市のコンビニエンスストアで男性従業員に刃物を突き付け、現金を奪おうとしたとして自称派遣社員の男が現行犯逮捕されました。
男は「私の存在を知らしめようと思っていました」などと話しているということです。
5日午前6時ごろ、田川市伊田の「セブン-イレブン田川三井伊田店」で、女性従業員から「カッターナイフ所持、男、店員に対し振り回している様子」などと警察に通報がありました。
警察が駆けつけたところ、男が男性従業員にカッターナイフを突き付け現金を奪おうとしたとして、男性従業員と男性客2人に取り押さえられていて、男の身柄は警察に引き渡されました。
強盗未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは、田川市夏吉に住む自称派遣社員の岡村隆彦容疑者(62)です。
警察によりますと、岡村容疑者はカッターナイフをこの店で買った直後にパッケージから取り出し、レジにいた男性従業員(67)に突きつけると「金を出せ」と脅し、現金を要求。
男性従業員は岡村容疑者の手を押さえ、近くにいた男性客2人が加勢したということです。
当時、店内には従業員3人と男性客2人がいましたが、いずれもけがはありませんでした。
取り調べに対し、岡村容疑者は「その通り間違いありません。私の存在を知らしめようと思っていました」と容疑を認めているということです。