ソフトバンクの監督時代にエースとしてチームを引っ張った和田毅投手の引退についてRKB野球解説者の秋山幸二氏に話を聞いた。
「4日夜、本人から電話をもらった。引退を報告してくれる選手にはみんなに『目一杯やったか?』と聞くのだが、『もう十分やりました』と。引退試合は『ずっと真剣勝負でやってきたから』と固辞したそうだ。すごく和田らしいなぁと感じた。
監督時代には安定感抜群で、信頼を寄せていた。140キロでも打者が差し込まれる投球の間、投球フォームなど素晴らしかった。若いときからずっとピッチングが変わっていない。下半身が大事だということをよく理解していて、とにかくよく練習して、ベテランになっても走り込んでいた。チーム・若手を引っ張ってきて最後までお手本となった。
将来的には指導者になってパワーピッチング全盛のなか、投球術などを伝えていってほしい。あとは一緒にテレビ・ラジオの解説もやりたいね(笑)」