登山客が増える秋の行楽シーズンになりました。北九州市では、警察犬と共に遭難した登山客を捜索し、救助する訓練が行われました。
北九州市小倉南区平尾台で行われた山岳捜索・救助訓練には、約30人の警察官が参加しました。訓練は、登山中の男性が山道から滑落し、遭難したことを想定して行われました。
警察犬に遺留品のにおいを嗅がせて、男性を捜索。
草むらの中で発見した男性を担架で安全な場所に運び出すまでの一連の手順を確認しました。
警察によりますと、去年、福岡県内で登山中に遭難した人は71人に上り、そのうち3人が亡くなっています。
小倉南警察署 地域第一課 松村俊一課長「山に登る際はその山の情報、その日の気候、自分の体調や技術を把握し、無理のない計画を立てていただきたい」
参加者は、訓練の前後に登山客にチラシを配り、注意を呼びかけていました。