踏切内で列車が乗用車と衝突し脱線したという想定で、乗客の避難や復旧作業の手順などを確認する訓練が北九州市で行われました。
JR九州の小倉総合車両センターで行われた「総合脱線復旧訓練」には、乗務員や警察官、消防士など約320人が参加しました。
訓練は、走行中の列車が踏切内で乗用車と衝突し、脱線したという想定で行われ、乗務員は発煙筒を焚いて周囲に危険を知らせたうえで初期消火を行いました。
その後、乗務員らが列車から乗客を外に避難させ、脱線した車両をクレーンでつり上げて線路に戻す手順を確認しました。
JR九州は、非常時の対応能力の向上を図るため、毎年この訓練を実施しています。