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40歳の町職員に停職6か月の懲戒処分 通勤・出張手当の不正受給やヤミ金業者へ同僚の個人情報流出など8事案確認 福岡・岡垣町

RKB毎日放送 2024年11月12日 17時2分

転居したにもかかわらず居住地の変更を届け出ず不正に通勤手当を受給したり、借金の緊急連絡人として同僚2人の個人情報をヤミ金融業者に漏えいしたりしたなどとして福岡県岡垣町は40歳の男性職員を停職6か月の懲戒処分としました。

12日付で停職6か月の懲戒処分を受けたのは、岡垣町の企画政策室に勤務する40歳の男性主任です。

男性主任について、岡垣町は、次の8つの非違行為を確認したということです。

(1)今年5月、転居したにもかかわらず住所の変更を届け出ず、5月~10月までに通勤手当6万円を不正受給。

(2)今年7月、ヤミ金融業者から金を借りる際、緊急連絡人として、同僚2人の個人情報(名前・携帯電話番号)を漏えい。

(3)今年9月事前に上司から注意を受けていたにもかかわらず、出張命令に反し私的な理由で延泊し旅費を過大に受給(1万6640円)。

(4)今年9月市町村共済組合の貸し付けを申し込む際に貸し付け対象外の借金返済にあてようとしたうえ借入状況欄に借り入れ無しと虚偽の申請を行った。

(5)今年10月、私的な理由(借金相談・返済目的)で職員の個人情報2件を収集した。

(6)今年10月、ヤミ金融業者から岡垣町役場への督促の電話やFAXの送信により一部業務に支障をきたすとともに職員に精神的苦痛を与えた。

(7)今年10月、男性主任がヤミ金融業者から借金をしたことにより岡垣町内の事業所に督促のFAXが送信されたため事業所の業務に支障をきたすとともに岡垣町の信用を失墜させた。

(8)今年10月、(1)~(7)の事実の聞き取りの際に繰り返し虚偽の報告をした。

男性主任は、8つの事案について認めたうえで「町に迷惑をかけて信用を損ねた」などと話し12日付けで依願退職したということです。

岡垣町は「町民の皆様の町行政に対する信頼を失墜させることとなり、深くお詫び申し上げます」とコメントしています。

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