10日に福岡県沖を航行中だった海上自衛隊の掃海艇が燃え、沈没した火災について12日も行方不明となっている乗組員の捜索が行われましたが、発見には至りませんでした。
10日に福岡県宗像市沖を航行中に火災が起きた海上自衛隊の掃海艇「うくしま」は、11日、沈没しました。
火が出た当時、機関室にいた古賀辰徳3等海曹(33)の行方が分からなくなっていて、海上保安庁は11日から12日にかけて、特殊救難隊による潜水捜索を行いましたが、発見には至りませんでした。
今後は潜水ではなく、周辺海域を巡視船でまわり海上からの捜索を続ける方針です。
一方、斎藤海上幕僚長は12日午後の会見で、「船内がブラックアウトして真っ暗な状態だった」と火災発生直後の状況について明らかにしました。
いきさつについては今後も調査を続けるとしています。
また、今回の火災について国の運輸安全委員会は「うくしま」が所属する海上自衛隊下関基地に事故調査官2人を派遣。
関係者から話を聞くなどして事故の原因を調べています。