女性特有の”痛み”を男性も理解しようという取り組みです。
生理痛を疑似体験する企業研修が福岡市で行われました。
男性記者も体験「これで仕事は無理」
苦悶の表情を浮かべる男性たち。体験しているのは生理痛です。
下腹部に電気刺激を与える機器を装着し生理の際の痛みや不快感を再現しています。
男性の堺恭佑記者が体験「おおおお、鈍い痛み。汗が出てきた。これで仕事は無理」
これは、社員の3人に2人が男性という製薬大手・ファイザーが生理痛への男性の理解を深め、女性社員が働きやすい環境づくりを進めようと開いた研修で、九州支店の管理職、男女16人が参加しました。
体験した男性社員「けっこう痛い」「集中できないし、次いつ来るかわからないというのもしんどい」
内閣府の調査によると、生理による不調が「生活に支障がある」と答えた女性は81.9%にのぼります。
ファイザー九州支店 進藤厳雄支店長「考えると体験するのでは全然違う。月経というのは触れてはいけない話題だったが、これからはオープンに」
ファイザーメディカルアフェアーズ部 松本亜美さん「やってよかった。女性社員からも上長に話しやすくなったと聞いている」
女性特有の悩みも、疑似体験を通して男性が痛みや辛さを想像することができるようになれば、職場でかける言葉ひとつから変わってくるかもしれません。