北九州市の旧門司駅遺構の保存を訴える市民団体のメンバーが13日、北九州市が遺構の取り壊し業者と結んだ契約の破棄を求める住民監査請求をしました。
住民監査請求をしたのは、旧門司駅遺構の現地での保存を求めている市民団体「門司・北九州の未来を考える会」のメンバーです。
旧門司駅遺構について北九州市は記録保存をしたうえで取り壊し複合公共施設を建設する計画で今年度中に造成工事に取りかかる予定です。
これに対し市民団体のメンバーは北九州市が遺構の正確な価値を判断しないまま、取り壊し業者と契約を結んだこと、その入札の際に談合が行われたと推察されることを理由に取り壊し業者との契約破棄などを求めています。
市民団体は「一部でも現地に遺構を保存して欲しい」としています。