福岡市早良区の団地で76歳の男性が殺害された事件で、男性の40代の長男が13日に佐賀県内で警察に追跡され交通事故を起こして入院していることがわかりました。
警察はケガの回復を待って事情を聞く方針です。
この事件は、福岡市早良区室住団地で武石昭一さん(76)が首を圧迫されて殺害されたものです。
捜査関係者によりますと、12日に警察官が武石さんの部屋を訪ねた際、ドアには鍵がかかっていて武石さんの遺体に目立った外傷は確認できなかったということです。
武石さんは40代の長男と2人暮らしで警察は長男の行方を捜していました。
同じ団地に住む人「日曜日の夜中明けて1時2時くらいやったと思うよ。急にガタガタと音がした。テレビを見ていて音が聞こえるくらいやけん。普通は足音もせんもんね」
同じ団地に住む人「言葉が…全然話さないというかむすっとするような感じ。仲がいいならお互い話し合うやんね」
長男は、13日、佐賀県内で車を運転しているところを警察車両に追跡され、交通事故を起こして負傷し、現在入院しているということです。
警察は長男が武石さんの殺害について何らかの事情を知っているとみて長男のけがの回復を待って話を聞くことにしています。