ボージョレ・ヌーボーは、フランスブルゴーニュ地方のボージョレ地区で、その年に収穫されたぶどうでつくるワインです。今年は今月21日(木)に販売が解禁されます。
世界的に、これまでに例がないほどの高温となった今年。
どのような味に仕上がっているのでしょうか?
フランスブルゴーニュ地方の気候は?
ブルゴーニュ地方はフランスの中東部に位置します。
年間の気温差や昼夜の温度差が大きく、乾燥しているのが特徴です。
緯度は46-48度と稚内よりもさらに北にあり、夏(7月・8月)の平均気温は20℃前後と涼しいのが特徴です。
気温から予想 ことしのボージョレ・ヌーボー味わいは?
ことしの世界の平均気温は、1940年からの観測史上で最も高くなることがほぼ確実になりました。
ボージョレ・ヌーボーの産地ブルゴーニュ地方も例外ではありません。
ブルゴーニュ地方に近いフランス・リヨンの今年の気温を見てみましょう。
昨年から続く暖冬で3月までは平年よりかなり気温が高い状態でしたが、4月から5月にかけて涼しい気候が続いてブドウの開花が遅れました。
6月頃からは再び気温が上がり、開花は順調に経過。そして、7月8月は最高気温30℃を超える日もあるなど、猛暑になりました。
少し遅めの生育だったのを、7月8月の高温が補い、水分も糖分もしっかり含んだ果実になっていることが予想できます。
ボージョレ・ヌーボーの解禁日は今月21日(木)。
今年もその味を楽しみましょう。
RKB気象予報士・橘高香純