福岡県久留米市の自宅に遺体を1年半近く放置したとして、56歳の男が逮捕された事件で警察は15日、遺体の身元について男と同居していた48歳の女性であることを明らかにしました。
この事件は、久留米市大石町の自営業(自称)・村井誠容疑者(56)が去年6月ごろから、およそ1年半近くにわたり自宅アパートに性別不明の遺体を放置した疑いで逮捕されたものです。
今月8日、強制執行のために訪れた裁判所の関係者が白骨化した遺体を発見。
取り調べに対し村井容疑者は「喪に服していただけです」と容疑を否認していました。
警察は15日、見つかった遺体が村井容疑者と同居していた宮村恵理さん(48)であることを明らかにしました。
司法解剖でも外傷などは見つかっておらず、死亡原因の特定には至っていないということです。
警察は引き続き、宮村さんが死亡したいきさつなどについて捜査を進めています。