アフガニスタンで人道支援に尽力した福岡市出身の医師、中村哲さんが凶弾に倒れて5年になるのを前に16日、講演会が開かれました。
福岡市早良区の西南学院大学で16日に開かれた講演会「アフガニスタンからの報告」は、中村哲さんが現地代表を務めたNGO「ペシャワール会」が主催したもので420人が参加しました。中村さんがアフガニスタンで凶弾に倒れて12月4日で5年になります。
ペシャワール会は現地で活動する「平和医療団」を支援して医療や農業などの事業を続けていて、講演会では活動の成果が報告されました。
内乱などの影響で2000年代に休止していたハンセン病の診療の再開を目指すなど、中村さんの遺志を継いで活動を広げているということです。