約90年前にフランス・パリから東京を目指しながら佐賀県で墜落した飛行機を復元し、再び東京への飛行を目指します。
プロジェクトのメンバーが19日、佐賀県庁を訪れました。佐賀県庁を訪れたのは「赤い翼プロジェクト」の関係者9人です。
1936年、フランス人飛行士のアンドレ・ジャピーさんが、単独飛行でパリから東京までの100時間飛行に挑戦。
しかし、悪天候に見舞われ、達成を目前にして佐賀県神埼市の脊振山に墜落しました。
当時使用された飛行機を復元し、残された神埼市から東京までの飛行に挑戦するのが「赤い翼プロジェクト」です。
19日は、アンドレ・ジャピーさんの親族、ニコラ・ジャピーさんらが南里副知事に機体の復元やフランス政府との交渉など順調に進んでいることを報告。
ジャピーさんは、「墜落したことは悲しいことですが、こうして日本とフランスの交流の架け橋になっていることは本当に喜ばしいこと」と話していました。
プロジェクトのメンバーは、ジャピー機の墜落から90年となる再来年の飛行を目指しています。