20日早朝、福岡市東区にある別居中の妻と9歳の長男が住む家で長男に頭や腹部を靴でたたくなどの暴行を加え、けがをさせたとして38歳の会社員の父親が逮捕されました。
傷害の疑いで逮捕されたのは、福岡市東区青葉に住む会社員・久米洋平容疑者(38)です。
久米容疑者は20日午前6時ごろ、東区にある別居中の妻と長男(9)が住む家で、長男に頭や腹部を靴でたたくなどの暴行を加え、けがをさせた疑いが持たれています。
警察によりますと、長男の後頭部がはれて腹部にあざがあるのを小学校の教職員が発見して長男の祖母に連絡。
祖母が長男を連れて病院を受診し、警察に通報したことで事件が発覚したということです。
警察から事情を聞かれた長男は「学校に行く前にお父さんが家に来て、蹴られたり叩かれたりした」など話していてそれを受けた警察が裏付け捜査をして久米容疑者を逮捕しました。
久米容疑者と妻は今月上旬ごろから離婚協議中で妻は「これまでもしつけと称して自分と長男に暴力をふるっていた」と話しているということです。
取り調べに対して久米容疑者は「妻と子供が住んでいる家に行ったことは間違いありませんが、子供に暴力は振るっていません」と話し、容疑を否認しています。