福岡市南区の九州大学大橋キャンパスの建物の一部が、国の登録有形文化財に登録されることになりました。
文化審議会は、22日、九州大学大橋キャンパスの5つの建物を、「造形の規範となっている」と評価し、国の登録有形文化財に登録するよう答申しました。
これら建物は、1970年に、当時の九州芸術工科大学の環境画像棟や工業音響棟などとして、建造されたものです。
学生や教員のコミュニケーションを重視して、ラウンジやテラスを配置していることや当時の建築の潮流とは異なる打ち放しコンクリートによる左右対称のデザインが特徴です。
九州大学芸術工学研究院・田上健一 教授
「芸術工学という学問の分野をアピールする大変良い機会になりますし、近くの皆様市民の皆様においでいただいて、デザイン・芸術工学の未来を覗いていただければと思います」
5つの建物は、来年2月以降、国の登録有形文化財に登録される見通しです。