北九州市小倉南区の採石場で、従業員の男性が大型ダンプカーでひき殺された事件。警察は殺人などの疑いで逮捕していた男について、別の男性を引き殺そうとした疑いで追送検し、捜査を終えました。
この事件は10月、小倉南区新道寺の採石場で同僚の山崎雄二さん(当時51)を大型ダンプカーでひき殺したほか、別の現場責任者の男性(50)もひき殺そうとした疑いで当時、採石場で働いていた高橋博行容疑者(61)が逮捕・起訴されたものです。
高橋容疑者は直前にトラブルになっていた61歳の同僚の男性と亡くなった山崎さんが並んで立っていたところにダンプカーで突っ込んだとみられています。
警察は、この61歳の同僚の男性に対する殺人未遂の疑いで、25日、高橋容疑者を福岡地検小倉支部に追送検しました。
取り調べに対し高橋容疑者は行為について認めたうえで、殺意については「当時の感情はよく覚えていない」と話しているということです。