福岡県久留米市の小学校で、遊具の劣化が原因で児童が遊具から転落し、腰の骨を折るけがをしていたことが分かりました。
久留米市によりますと11月7日の放課後、市立大善寺小学校に設置された「肋木」と呼ばれる遊具で遊んでいた児童が、掴んだ握り棒が回転したため体勢を崩して転落し、腰の骨を折るけがをしました。
握り棒は通常固定されていますが、経年劣化によって固定が緩んでいたことが原因だということです。
久留米市 原口新五 市長
「もう一度できるだけ細やかに点検をすることによって、事故が今後二度とないようにしたい」
事故を受け、市は市内の小中学校などで遊具451台の緊急点検を実施。
その結果、19校39台の遊具に危険と思われる箇所が確認され、使用中止などの措置をとったということです。
市は今後、遊具の整備や維持管理方法について改めて整理し、老朽化した遊具の撤去や修理など、対応を検討すると説明しています。