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福岡・大任町長を書類送検 市長に強要未遂の疑い 告発した市議は「独裁政治、変えたい」

RKB毎日放送 2024年11月26日 15時28分

福岡県大任町の永原譲二町長が建設中のごみ処理施設をめぐり田川市長に脅迫行為をした強要未遂の疑いで書類送検されていたことが分かりました。

刑事告発していた田川市議は「ずっと続いてきた独裁政治を変えていきたい」としています。

文書公開しないよう要求し脅迫か

強要未遂の疑いで11月8日、福岡地検に書類送検されたのは、大任町の永原譲二町長(71)です。

田川地区8市町村で構成されるごみ処理施設の組合で組合長を務める永原町長は、去年6月ごみ処理施設に関する情報公開をめぐって田川市の村上卓哉市長に「組合を出て行くように圧力をかけた」などとして、刑事告訴・告発されていました。

書類送検を受けて26日午後、大任町の永原町長を強要未遂の疑いで福岡県警に去年9月刑事告発していた田川市議7人が会見を開きました。

田川市議会 香月隆一 議員「脅しの政治とか独裁政治、恫喝政治。それを変えていきたい。今後は福岡地検が適正に判断して起訴することを私たちは強く願っています」

市議らの代理人は25日、福岡地検に対し厳正な処罰を求める陳情を行ったということです。

強要未遂容疑で刑事告訴していた田川市の村上卓哉市長は「なかなか前例のない事案であろうとは思いますが我が国の司法が賢明な判断を下してくれるものと期待しております」とコメントしています。

一方、永原町長は「圧力をかけてはいない」として去年10月、村上市長を虚偽告訴と名誉毀損の疑いで逆告訴しています。

RKBは永原町長に対し、書類送検についてのコメントを求めていますが、午後6時時点で得られていません。

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