今年9月、福岡市西区の路上で21歳の女子大学生を背後から押し倒し性的暴行を加えたうえ、肩にけがをさせたとして31歳の無職の男が不同意性交等の疑いで再逮捕されました。
男は、10月に発生した別の女性に対する不同意わいせつ事件でも逮捕されていて警察は、周辺で発生した手口が似た複数の性犯罪についても男が関与した可能性があるとみて捜査しています。
不同意性交等傷害の疑いで再逮捕されたのは福岡市西区姪の浜に住む無職・岩永凌容疑者(31)です。
岩永容疑者は9月26日午前1時ごろ、西区愛宕南の路上で21歳の女子大学生を背後から押し倒し、胸をさわったり、体に覆い被さったりする暴行により女性を拒否することが困難な状態にさせて性的暴行を加えたうえ、肩にけがをさせた疑いが持たれています。
女子大学生が警察に被害を届け出て事件が発覚。
周辺の防犯カメラの映像を調べるなどの捜査をした結果、岩永容疑者の関与が浮上したということです。
取り調べに対し、岩永容疑者は「キスをしようとしたらお互いその場に倒れました。胸を揉み、下着の中に手を入れました」などと女子大学生に対するわいせつ行為については認めているものの、性的暴行については否認しています。
岩永容疑者は、10月17日に帰宅途中の25歳の女性が無理やりキスをされ胸を触られた不同意わいせつ事件で逮捕されていて今回が2度目の逮捕となります。
警察によりますと2つの事件の現場周辺では、他にも女性がキスをされたり、胸を触られたりする似た手口の被害が複数件確認されていて、警察は、岩永容疑者が関与した可能性があるとみて捜査しています。