開発途上国の政府職員らが北九州市にある使用済み太陽光パネルのリサイクル工場を視察し、日本の最新技術を学びました。
若松区にある「リサイクルテックPVR工場」を訪れたのは、再生可能エネルギーを担当するアジア・アフリカ諸国の政府の職員9人です。
太陽光パネルは2030年代に大量廃棄のピークを迎えるとされていて、一行は、使用済み太陽光パネルに熱を加えて分解し、ガラスや銀、銅などに選別される様子を見学しました。
今回の視察は、JICA=国際協力機構が再生可能エネルギーの活用を促進しようと企画したものです。
シエラレオネ(アフリカ)政府の職員・コンテ クンバさん「素晴らしい施設であり、最新の技術を学べた点に感銘を受けました。太陽光パネルがいずれ迎える寿命に対して日本がどのように対処しているかを学ぶことができました」
一行は、10月から北九州市や関東などの太陽光発電設備や電力会社を視察していて、来週、帰国する予定です。