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「キャベツをたくさん入れて鍋したいけど・・・」野菜の高騰に悲鳴 夏の高温・生育不足が要因か

RKB毎日放送 2024年11月27日 18時1分

野菜が値上がりしています。

白菜や大根は平年の1.5倍、キャベツは2倍以上になっていて、消費者や飲食店から悲鳴が上がっています。

キャベツ1玉410円 長ネギ1束323円

福岡市内のスーパー。野菜の店頭価格を見てみると…キャベツ1玉410円白菜2分の1サイズ280円長ネギ1束323円レタス1玉215円平年より高い価格となっています。

来店客「高いですよ最近高くなっている。でも仕方がない。野菜がなかったらいけないから」

来店客「レタスが200円ぐらい。前は100円ぐらい安い時で」

Q今シーズン鍋しましたか?

来店客「してない。白菜も高いから。全部高いネギとかも大変」

来店客「本当はキャベツをたくさん入れて鍋をしたいけど。寒いからネギもいっぱい入れたいけど高くて買えない。マロニーをたくさん入れてます」

サニー平尾店 堀田倫巳 店長「特に上がり幅が激しいのがキャベツ・レタス3.5~4倍上がっています葉物全体で3倍ぐらい上がっています。工夫としては野菜をカットして安く売ったり手に取ってもらえる価格にしています。」

「そもそも市場に出回ってない」

一方、こちらは北九州市の青果店安さが売りの店で、きょうも多くの人が買い物に訪れていました。ただ、この店でもキャベツ1玉313円、白菜一玉216円と、例年よりも野菜が高値となっていました。

来店客「今夜のメニューは鍋にします。寒くなったので。野菜が高いので大変です。メニュー選びが」

来店客「高くてもしかたがない、使うから。」

来店客「キャベツ高い白菜高いネギ高い、厳しいですよ」

生鮮市場リエゾン・サニーサイドモール小倉店生鮮担当 山口あかねさん「そもそも市場に出回ってないとか、卸の値段が高すぎて提供できる値段で購入できない。これから年末に入るのでなかなか厳しいが年始にかけて落ち着いてくると思う」

お好み焼き店が悲鳴「キャベツも小麦粉も・・・」

福岡市早良区のお好み焼き店「八昌」。お好み焼きに欠かせないのがキャベツ。1日に多いときで、25玉ほど使っています。

このところのキャベツの価格について、20年前に店を出して以来、一番高いといいます。

博多八昌 代表 和泉昌明さん「今一番高いです。瞬間風速で1玉500円ぐらいするみたいなことはありましたけど今はずっと500円以上です。やっぱりスーパーでみなさんが買うキャベツとちょっと違いますから」

値上がりしているのはキャベツだけではありません。

生地に欠かせない小麦粉や卵も価格が高騰しています。

このまま続くと価格に転嫁しないと追いつかないと話します。

博多八昌代表 和泉昌明さん「今までに想定してなかったぐらいの要因がトンと出てくる感じなので、いつまで続くんだろうなっていうのはありますね」

夏の高温・生育不足が要因

農水省の26日の発表によりますと、白菜は平年と比べておよそ1.5倍大根がおよそ1.5倍ねぎがおよそ1.3倍となっています。

そして最も高いのがおよそ2.3倍となっているキャベツ。農水省は「夏の高温による生育不足が要因」と分析していて産地での出荷状況をふまえ「キャベツは12月中旬以降、徐々に落ち着くとみているが、平年と比べ高い状況は続くだろう」としています。

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