あわせて7つの事件で殺人罪などに問われ、1審で無期懲役の判決を受けた特定危険指定暴力団工藤会系の組幹部の男の控訴審の初公判が開かれ、弁護側は量刑は不当だと主張しました。
工藤会系組幹部田口義高被告は、2011年、北九州市で建設会社の会長が射殺された事件など7つの事件で、犯行の統括役だったなどとして殺人罪などに問われています。
田口被告は殺意や共犯者との共謀などを否定していましたが、福岡地裁は去年8月無期懲役の判決を言い渡しました。
きのうの控訴審の初公判で弁護側は「1審の判決は客観的証拠に基づくものと言い難く、量刑不当だ」と主張しました。
一方、検察側は控訴棄却を求めています。