去年8月、北九州市にある老人ホームで、同じ入居者の当時91歳の女性の顔を複数回殴るなどして死なせたとして逮捕されていた83歳の女性について、福岡地検小倉支部は起訴しないことを決めました。
北九州市八幡東区の老人ホームに入居していた女性(83)は、去年8月、同じ施設内の部屋で寝ていた女性(当時91)の顔を複数回殴り、急に襲われたことによる恐怖やストレスで大動脈解離を引き起こすなどして、死亡させたとして傷害致死の疑いで逮捕されていました。
警察の取り調べに対し、女性は「自分は何もしていない」と容疑を否認していました。
その後、福岡地検小倉支部は容疑を傷害に切り替えて捜査。
この女性について27日付で起訴しないことを決めました。
不起訴の理由について福岡地検小倉支部は、「諸般の事情を総合的に考慮した」とコメントしています。