若鷹たちが年俸アップを勝ち取った。ソフトバンクの岩井俊介投手、笹川吉康選手、木村光投手が29日、契約更改交渉に臨んだ。
ルーキーイヤーで開幕1軍を勝ち取り、プロ初勝利や初セーブをあげた岩井俊介投手は、300万円アップの推定1500万円でサインした。
ただ、成績には納得しておらず、「もっともっとやれたというのが一番。来季は最初から最後まで1軍で投げていきたい」と誓った。
プロ4年目の笹川吉康選手は、6月に1軍初出場を果たすと初ホームランを放つなど存在感を示した。年俸は160万円アップの推定800万円。「(球団から)来年からが勝負というか期待していますと言ってもらえた。開幕スタメンというか1軍にいられたらいいなと思います」と来季は1軍定着を狙う。
木村光投手は今季、1軍でプロ初登板を果たすなど5試合に登板。計6イニングを投げて1失点、8奪三振、プロ初ホールドも挙げた。この日、人生初だという金髪で会見に臨んだ木村は「シーズン終盤の頑張りを評価していただけた」と、100万円増の推定年俸750万円でサイン。来季は先発挑戦にも意欲を見せ、「先発なら先発ローテ、中継ぎなら50試合登板」と目標を掲げた。
3選手とも日本シリーズに出場し、悔しい思いも経験した。来季の日本一へ、戦う覚悟だ。