福岡市動物園でおよそ7年ぶりにアジアゾウの一般公開が始まりました。ゾウの名前もお披露目され、多くの家族連れでにぎわいました。
紆余曲折・・・ようやく公開
「いたいた!」
11月30日から福岡市動物園で一般公開されたアジアゾウ。
今年7月にミャンマーから移送されてきた後、1頭が急死したほか、慣らし飼育がうまく進まず公開が延期されるなど紆余曲折を経て、ようやく公開にこぎ着けました。
ゾウを一目見ようと、開園前には長蛇の列ができました。
先頭に並んだ家族「8時くらいかな。ゾウさん見るのが初めてで見せたくて来ました」
緑・森をイメージし命名
開園に先立ち、高島市長と地元の保育園児たちが、応募総数6408件の中から選ばれたゾウの名前をお披露目しました。
14歳のオス「あお」、22歳のメス「ゆずは」と3歳の子供のメス「わかば」、公開を前に急死した12歳のメスも「すい」と名付けられました。
福岡市 高島宗一郎市長「アジアゾウは森で住んでいるということもあって、現地のイメージにふさわしく、緑、森、こういったことをイメージしたような和名になりました。長く愛されるゾウさんとして、これから福岡のことが大好きになってほしいなと思います」
RKB 高田佳明記者「ゾウの一般公開が始まりました。開園まもなくですが、ゾウを一目見ようとすでに多くの人が訪れています」
ゾウ舎の周りには開園と同時に大勢の観客が詰めかけました。
子どもたちの声に驚く?!
子どもたち「みえた~」「ぞうさーん」
子供たちのかけ声に驚いたのか、ゾウが一度引き返す一幕も。
その後は落ち着いた様子で、元気にエサを食べる姿も見せてくれました。
小さいゾウさん、かわいかった
ゾウを見た子ども「楽しかった」
ゾウを見た子ども「初めてかわいい小さいゾウさんみて、かわいかったです」「すごい大きくてびっくした」
上から見ることも・・・
日本で唯一「坂を上るゾウ」が見られると胸を張る福岡市動物園。
さらに意外な角度からゾウを見られる仕掛けもあります。
RKB 高田佳明記者「ゾウの公開にあわせて作られた展望所です。ゾウを上から見ることができます」
多くの家族連れでにぎわい、子供たちのはしゃぐ姿を見た担当の飼育員は・・・。
ゾウの飼育担当・白浜祥平さん「みなさん喜んでくださってるので、特に子供たちはきょうのこの日をいつまでも覚えていてくれたらいいなと思います」
多くの人から歓迎された福岡市動物園のゾウ。
これから末永く来園者を楽しませてくれそうです。