福岡県の無形民俗文化財にも指定されている「苅田山笠」の4つの山笠の責任者が書類送検されました。
今年10月に行われた「苅田山笠」で道路使用許可の条件に従わず、路上で山車同士を衝突させた疑いが持たれています。
道路交通法違反(道路の使用の許可違反)の疑いで書類送検されたのは、苅田山笠の4つの山笠の責任者を務める52歳の会社員の男性と53歳の会社員の男性、59歳の漁業の男性、72歳の無職の男性のあわせて4人です。
4つの山笠でそれぞれ責任者を務める4人は、今年10月に行われた「苅田山笠」で警察から山車同士をぶつける行為を行わないという条件で道路使用許可を受けたにも関わらず、警察の警告や制止に従わずに路上で山車同士をぶつけるなどした疑いが持たれています。
苅田町などによりますと、山車同士をぶつける行為は、町役場の駐車場では認められているものの、道路上では認められていなかったということです。
警察の任意の事情聴取に対し、4人は「みんな興奮状態になっていたので、もう止めることはできないと思った」などと話し、容疑を認めているということです。