福岡市城南区の60代の女性が保健医療局の職員や警察官、検察官を名乗る男から暗号資産で約3900万円をだまし取られました。
今年9月、福岡市城南区に住む看護師の女性(63)の自宅に保健医療局の職員を名乗る男から「あなたが仙台市で規制薬物を不正に処方され受け取っていることになっている」などとうその電話がありました。
女性が覚えがない旨を伝えると、警察官を名乗る男から電話で「偽造キャッシュカードの犯人を逮捕し、あなたから口座を買ったと言っている」などと言われ男の指示でSNSに誘導されたということです。
その後女性は、検察官を名乗る男とSNSでやり取りし、新たな口座を開設したほか暗号資産のアプリなどをインストール。男から「このままでは口座が凍結される現金をすべて暗号資産に変えたほうがよい」などと言われ、今年10月16日から約3週間、男が指定するアドレスに6回にわたり、合わせて暗号資産約3900万円送金し、だまし取られました。
警察は「電話でお金はすべて詐欺すぐに相談してほしい」と呼びかけています。