福岡市の高島市長は、12日の市議会で、学校給食費の無償化に前向きに取り組む考えを示しました。
給食費を完全無償化した場合、年間で約58億円の費用がかかるということです。
福岡市・高島宗一郎 市長
「学校給食費の負担軽減にとどまらず、無償化を含む、より踏み込んだ子育て世帯支援の取り組みにつきまして、今後、教育委員会と連携して取り組んでまいります」
12日の福岡市議会の一般質問で高島市長はこのように述べ、学校給食費の無償化に前向きに取り組んでいく考えを示しました。
福岡市によりますと、学校給食費を無償化する場合、物価高騰分も含めて年間で58億円が必要になるということです。
一方、福岡市の昨年度の市税収入は、前の年度を116億円上回り、過去最高の約3700億円となっています。
学校給食費の完全無償化は、政令市では、大阪市が実施しています。