厳しい寒さが続く日本列島ですが、この先も繰り返して寒波が襲来する見込みです。
最新の1か月予報では、1月上旬にかけても、全国的に気温は「平年よりも低い」見込みです。
また、日本海側では平年よりも雪の降る量が多く、大雪に対する備えが必要です。
1週目(12月14日~20日)
強弱を繰り返して寒気の流れ込みが続くため、気温は全国的に低い傾向です。特に、北日本と北陸、奄美・沖縄は寒気の影響を受けやすいでしょう。
14日(土)、15日(日)は上空約1500メートルでマイナス6℃以下の平地でも雪が降るような強い寒気が、西日本まで南下する見込みです。
日本海側だけではなく、普段はあまり雪が降らない太平洋側でも雪が降る可能性があります。
2週目(12月21日~27日)
2週目は、いまのところ、本州付近への強い寒気の南下は予想されていません。
北海道は気温が平年よりも低い傾向ですが、その他の各地は「平年並み」の寒さとなるでしょう。
日ざしに多少は温もりが戻る日もありそうです。
寒さが少し緩むタイミングで、庭の大掃除などを進めると良いでしょう。
3~4週目(12月28日~1月10日)
年末から1月上旬にかけては、再び気温は全国的に低い傾向です。冬型の気圧配置が強まりやすく、寒さの厳しい年末年始となるでしょう。初詣の際は、ダウンコートにマフラー、手袋と万全の寒さ対策を行ってください。
日本海側は大雪に注意太平洋側は空気カラカラ
また、この先も日本海側は降水量が多く、雪の降る量は平年よりも多くなる見込みです。
大雪での万が一の立往生に備えて、非常食やモバイルバッテリー、スコップなどを車内に用意してくと安心です。
一方、太平洋側は晴れる日が多く、空気はカラカラに乾きます。
空気が乾燥すると、建物や家具などに含まれる水分量も少なくなり、引火しやすくなります。ストーブによる火災にも十分注意してください。
RKB 気象予報士 橘高香純