14日夜、北九州市のファストフード店で中学生の男女2人が男に刺されて死傷した事件で、男が入店から30秒足らずの短時間で犯行に及んだことが捜査関係者への取材でわかりました。14日午後8時半前、北九州市小倉南区の「マクドナルド322徳力店」で中学3年の男女2人が男に刃物のようなもので刺されました。
2人は病院に運ばれましたが、腹部を刺された中島咲彩さんはおよそ1時間半後に死亡。
男子生徒も腰のあたりを刺されましたが命に別状はなく、聞き取りに対し、「まったく知らない人に刺された」と話しているということです。
2人は学習塾の帰りに店に寄ったとみられていて、捜査関係者によりますと、男は店に入ってから30秒足らずの間に、レジ待ちの列の最後尾に並んでいた2人を無言で立て続けに刺し、逃走したということです。
男は刃物のようなものを持ったまま店から北の方向に向かって徒歩で逃走したとみられていて、警察が殺人事件として逃げた男の行方を追っています。