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公園から子どもの姿が消えた・・・中学生2人殺傷事件 犯人見つからず日ごとに増す地域住民の不安

RKB毎日放送 2024年12月18日 15時46分

福岡県北九州市で中学生の男女2人が刃物のようなものを持った男に殺傷された事件からまもなく4日です。男は今も見つかっておらず、事件が起きた地域では影響が広がっています。

RKB 岩本大志記者「全学年の保護者を対象にした臨時の保護者会には、続々と人が集まってきています」

きのう夜、亡くなった中島咲彩さん(15)の中学校で開かれた臨時の保護者説明会。

説明会に参加した保護者によりますと、はじめに中島さんに1分間の黙とうを捧げました。このあと、校長が涙で声を詰まらせながら、カウンセリングなどの生徒たちの心のケアについて説明したということです。

参加した保護者「振り向いた時に泣きよる人がおった。早く捕まったらいいなと思います」
参加した保護者「逆にこわいなと思って冬休みに入るから。今週中とかに犯人が捕まらんやったらもうずっと一緒におりたいじゃないですか」

15歳の少女の未来を奪った今回の凶悪な事件。中島さんと同級生の男子生徒の2人を刃物のようなもので刺した男は、いまも逃走を続けています。

捜査関係者によりますと、2人にはトラブルは確認されておらず、男子生徒は「まったく知らない人に刺された」と話しているということです。

こうした状況から、通り魔的な犯行の可能性があるとみられていて、周辺には不安が広がっています。

北九州市小倉北区にあるこちらの公園。けさ、人の姿はほとんどありませんでした。

利用者によりますと、毎日、子供たちなどでにぎわいますが、事件のあと、訪れる人は大きく減ったということです。

利用者「夕方になったらだいたいあの辺に子供たちが2、30人おるんですよ。子供たちがかわいそうよね、遊べんから」

こうした状況を受けて北九州市の武内市長が18日午後、緊急の対策を発表し、19日から当面の間、職員が登下校の見守りを行うということです。

業務に支障がない範囲で行い、職員2000人のうち約半数の1000人が参加する見通しです。

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