北九州市で中学生の男女2人が殺傷された事件で、店や被害に遭った2人について事件以前にトラブルが確認されていないことが分かりました。
捜査本部がある小倉南警察署前から最新の情報です。
中継:高田佳明 記者
事件発生から5日目、警察による捜査が続けられていますが、現在も、犯人の逮捕には至っていません。
事件が起きた店舗や被害に遭った2人について、これまでにトラブルなどは確認されていないことから、警察は、通り魔的な犯行の可能性があるとみています。
捜査関係者によりますと、事件当時、犯人の男はリュックやカバンのような大きな荷物は持たず、サンダルのようなものをはくなど軽装で店を訪れ、2人を襲ったとみられています。
また、事件発生直後に警察が緊急配備を敷いて警戒に当たったにも関わらず、有力な手がかりが得られていないことなどから、警察は男に土地勘がある可能性もあるとみて捜査を進めています。警察は周辺に設置された防犯カメラの映像を解析するなどしてますが、現場周辺は住宅が多く建ち並ぶエリアで繁華街と比べて防犯カメラの数が多くありません。
また、夜間だったことから防犯カメラの映像が鮮明ではないことも捜査に影響していると考えられています。
警察は犯行時間に現場近くを通った車のドライブレコーダー映像など情報提供を求めています。